歯周病治療|森谷歯科医院

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歯周病治療

日本歯周病学会専門医による歯周病治療

歯周病

当院は草加市で唯一「歯周病専門医」「歯周病学会認定歯科衛生士」がいる歯科医院です

歯周病は、現代において歯を失う原因の第1位です。

当院には、歯周病治療の実績を積んできた日本歯周病専門医が在籍しております。完治しない、治療期間が長くなると言われる歯周病治療ですが、患者さまと歯周病専門医、歯科衛生士が一丸となって歯周病治療に向き合い、できる限り患者さまの歯を残せるようにしたいと考えております。

歯科医師が全国で約10万人と言われているなか、歯周病専門医の資格を有する歯科医師は全国で約1,200名です。下記のようなことでお悩みの方は歯周病のスペシャリストである歯周病専門医に、ぜひお任せください。

こんな歯周病のお悩みなら森谷歯科医院へ

  • グラグラしている歯がある方
  • 歯ぐきを押すと膿が出る方
  • 他の病院で抜歯と進められた方
  • 歯周病でお悩みの方
  • 自分の歯を残したい方

当院の歯周病治療の方針

最新の歯周病治療であなたの歯を一生残します

歯周病の原因は「歯垢(プラーク)」です。

当院では、この原因となるプラークを徹底的に除去することにより歯周病の炎症を可能な限り抑え、歯周病の進行を抑制することが重要と考えています。

さらに歯周病の進行には、プラークがある口腔環境とあわせて全身疾患(糖尿病など)や咬み合わせが大きく関与していることから、これらのコントロールもとても重要です。

来院された患者さまには当院独自の診査(唾液検査、血糖値測定、断層CT撮影など)により詳しく歯周病を調べさせていただき、総合的に診断していきます。そして診査した内容をデータや画像、動画を使って丁寧に説明し、患者さまの歯を1本でも多く残す方法をご提案させていただきます

当院には「歯周病で抜歯といわれた」、「他の歯科医院ではなかなか治らない」などセカンドオピニオンを求められる患者さまも来院されます。まずは当院独自の診査をしてみてはいかがでしょうか。

 歯周治療はプラークコントロールを徹底していただくことを最優先としています。当院に在籍する歯周病専門医、認定医による丁寧な治療と日本歯周病学会認定衛生士によるわかりやすい指導によりプラークスコア10%以下を目標にします。さらにプラークコントロールが良好になれば一歩進んだ歯周外科処置(歯周組織再生療法)や歯の移植、再植やインプラント治療もご提案いたします。歯周病専門医は学会や論文に裏付けされた最新の技術を習得し、何より症例数が多いので患者さまには安心して処置を受けていただいています。

さらに歯周治療を行い歯周病の進行が停止し安定した状態になられた患者さまにはメンテナンスのプログラムを必ず受けていただいています。当院の総受診患者さまの4割は歯周病の安定したメンテナンス患者さまです。患者さまは当院の治療方針をよく理解し、治療と同等にメンテナンスが重要であることをご理解いただいています。メンテナンスプログラムには保険の範囲のものや保険外のメニュー(エアフローとホワイトニングなど)もおすすめしています。

1本でも多く自分の歯を残し、それを一生使って頂けるような医療を私たちは提供いたします。

当院の歯周病治療が選ばれる理由

日本歯周病学会「認定歯科衛生士」が在籍

歯周病

予防・歯周病治療の専門職である歯科衛生士の上位資格がこの資格です。歯科衛生士の力量によって歯周病治療の結果が左右されると言っても過言ではありません。
当院には歯周病を熟知した2名の認定歯科衛生士が在籍しています

当院独自の歯周病検査

歯周病検査

当院では、標準的な歯周病の検査だけでなく、より詳細な調査・分析のための検査手段を取り揃えています。唾液検査や歯周病と関連が深い血糖の計測、断層CTスキャン、噛み合わせのチェックツールを利用して、顎の関節や噛み合わせの具体的な状態を確認し、包括的な診断が可能です。

そして、これらの検査結果を基に、患者様一人一人のリスクを全面的に評価。それを基盤に、口腔の健康を長く維持するための最良の治療・予防策を提案します。

ペリオフローで歯周ポケットにアプローチ

歯周病

ペリオフローは歯周病治療のための特別な機器です。この機器で超微細なアミノ酸を高速で吹き付けることで、通常の手法ではアクセスが難しい歯周ポケット深部の汚れをしっかりとクリーニングします。

特に歯周病が進行した方や、インプラントを設置している方に、この方法でのメンテナンスを推奨しています。

口腔内カメラ(ペンスコープ)によるわかりやすい説明

歯周病

ペンスコープを使用し、歯石やプラークの位置を明確に示します。

自分の口の中を直接確認することは難しいですが、このカメラを通じて拡大された映像を見ることで、口腔内の状態を具体的に把握することができ、患者さまも理解しやすくなります。

歯周病治療の流れ

1,各種検査

初診時に、歯周組織検査やレントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、かみ合わせ検査、唾液検査、血糖値測定、血圧測定をおこないます。

2,検査データの説明

検査したデータを画像や動画を使って、患者さまにお口の中の現状を理解していただくためにわかりやすい説明するように心がけております。

検査の内容により患者さま個々に最適な治療・予防プログラムを決定します。
※治療の適用や選択、治療の期間や費用についても詳しくご案内いたします。

3,歯磨き指導・歯石取り

検査データを分析して、「現在の歯周病の状態」と「効果的な歯磨き方法」をアドバイスします。過去のブラッシングでは十分な効果が得られなかったため、新しい方法を指導します。

治療は歯磨き指導、歯石取り、かみ合わせの改善をおこないます。当院ではしっかりとご自身で歯ブラシができるようになってから歯石取りに進みます。歯ブラシができない場合、歯垢は2日で50%は歯石になり、一週間で元に戻ります。

それから歯石取りをします。まずは、歯の表面の歯石をキレイに取り、歯石、歯垢のないきれいな口腔内を作り上げて、かつ歯磨きが完璧な状態を作ります。このことで、初期程度の歯周病は治ります。

4,歯ぐきの検査(2回目)

歯の表面の歯石がなくなり、歯みがきができるようになった状態である程度、歯周病の症状は緩和されます。

口のネバネバがなくなって、口臭も減って、歯ブラシ時の出血もなくなり患者さまによっては、歯のグラグラがおさまります。しかし、中等度以上の歯周病はそれだけでは治りません。そこで、更に歯ぐきの検査をします。

この検査でプラークスコアが20%以下になっていない場合には、再度ブラッシング指導と歯石取りをおこないます。プラークスコアが改善されていない状態で、歯ぐきの中の歯石取り(SRP)の治療をしても改善されません。

プラークスコアとは

プラークスコアは、歯面に存在する歯垢の量を示す指標です。歯の表面を染める染色剤を使用して、歯垢の残存箇所を確認します。

得られたスコアが高いと、歯周病のリスクが高まります。通常、虫歯予防の目標は20%以下、歯周手術を行う前には10%以下を目指します。

5,歯ぐきの中の歯石取り(SRP)

2回目の検査で、十分な改善が確認できない場所には、歯根部分の歯石を特別に取り除く(SRP)処置が求められます。

この処置では、局所麻酔が必要となる場合があります。

6,歯ぐきの検査(治療効果の確認)

歯ぐきの中の歯石(SRP)をとると、歯周病は大きく改善してきます。この処置で中等度の歯周病は治ることが非常に多いです。治っていれば、ここからメンテナンスになります。

治っていない場合には、歯周外科の処置(歯周組織再生療法、歯の移植や再植、インプラント治療など)を行います。

7,メンテナンス

当院では、歯周病の予防として、PMTCやエアフローを使用したバイオフィルムのクリーニングを提供しています。

通常のリコール期間は3ヶ月ですが、口腔の状態が良好な場合は、6ヶ月または1年間隔に変更することもできます。

この歯周病治療の流れは、当院の一般的な流れを示しています。患者さまの症状や要望に応じて、最適な治療法が選択されます。

歯周病の進行状態

ステージ別歯周病

「歯周病」は「歯肉炎」から「歯周炎」へと発展します。
歯周病の各ステージの症状を把握することで、自己診断での早期検出が可能となります。

ステージ1:歯肉炎

歯茎が炎症を起こし、赤み、腫れ、また歯磨き時の出血が見られることが多いです。適正なブラッシングで症状は軽減できますが、回復を確認するのは難しいです。

そのため、気になる症状があれば、早急に歯科診療を受けることを推奨します。

ステージ2:歯周炎(軽度)

歯と歯茎の間にできる溝(歯周ポケット)が4~5mmに達するのが特徴です。進展すると歯茎の退縮や歯槽骨の喪失が生じ、歯が伸びて見えることも。専門のクリーニングと日常の適切な歯磨きが、症状の改善に役立ちます。

ステージ3:歯周炎(中等度)

歯周ポケットが4~6mmの深さになると、歯の動きや口臭、食べ物が詰まるといった症状が出現します。また、歯周ポケットからの膿の排出も見受けられることがあります。

ステージ4:歯周炎(重度)

歯周ポケットが6mm以上に進行すると、歯の動揺が顕著になります。歯茎の痛みや腫れが強まり、日常生活に影響が出ます。継続的な出血や膿、そして最終的に歯の喪失が起こり得ます。

軽度・中度の歯周病治療

スケーリング/ルートプレーニング

歯周病の原因である歯石は、ご自身のセルフブラッシング(歯磨き)だけで取り除くのは難しいです。専用の機器で歯石をしっかり取り除く作業を行います。

さらに、15種類以上のスケーラーを選びながら治療に対応し、それぞれの患者の口腔状態に適した治療を提供しています。

歯磨き指導

日常のケアで主役となるのが歯磨きで、その方法が適切であるかは非常に大切です。自分自身で綺麗に磨いていると感じても、実際は磨き残しがあることが多いです。

個別に合ったブラッシング方法や歯ブラシの選び方をアドバイスします。診療の際に毎回ブラッシングの指導を行い、正しいケアができているかの確認や適切な清掃用具の紹介も行っています。

重度の歯周病と診断された方へ

歯周病のエキスパートである歯周病専門医は、通常の開業医とは一線を画し、進行した重度の歯周病の患者さんへの治療実績も豊富です。その豊富な実績と経験から、歯を維持できるかどうかの判断が、一般の医師よりも精度高くおこなうことが可能です。

国内の歯周病治療においては、「抜歯」という結論に早めに至ることが多いです。しかし、歯周病のスペシャリストとして、国際的な基準に基づいた治療を提供し、可能な限り歯の保存を優先します。

絶対的に抜歯が避けられないケースでも、抜くべき歯の数は最低限にとどめ、患者さんの咀嚼機能を保持する方針を持っています。

重度の歯周病治療

フラップ手術

歯周病が進行し、通常のスケーリングでは歯石や汚れが取りきれない場合に行います。麻酔をして歯茎を切開し、露出させた歯根表面に付着した歯石や汚染物質を徹底的に除去します。同時に汚染された歯ぐきも取り除きます

 

歯周組織再生療法

通常の歯周病の治療で完全な回復が難しい際には、歯周外科手術が推奨されます。この手術では、汚れた部位をきれいに取り除き、失われた歯周組織の再生を促進します。

歯周組織再生療法とは、失われてしまった歯周組織を再生するための治療法です。

歯周組織再生療法

GTR法

歯周病によって溶かされた骨や歯根膜を再生させる手術です。歯根に付着した歯石や汚れを取り除き、メンブレンという特殊な膜で空洞を覆って、骨や歯根膜が再生する前に歯肉が入り込むのを防ぎます。歯周組織が再生する環境を整え、骨・歯根膜・セメント質の再生を促します。

リグロス

リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、すでにやけどや床ずれなどの治療で使われているものです。この成分を歯根の表面に塗布すると、歯を支える骨や歯根膜などを再生させる効果があります。2016年末より保険適用となっています。

歯周病が与える全身への悪影響

最近の研究によると、歯周病菌は口腔だけでなく、全身に影響を与え、さまざまな健康問題を引き起こすことが判明しています。

脳梗塞、心疾患、糖尿病、肺炎、早産、がん、骨の健康など、多くの健康問題が歯周病との関連が指摘されています。例えば、歯周病を持つ人は、持たない人に比べて、心臓発作のリスクが2.8倍、早産のリスクが7.5倍も増加するとされています。これにより、アメリカでは「口腔ケアは命を救う」というメッセージが広がっています。

歯周病菌が脳梗塞や心臓病など動脈硬化のリスクを高める

歯周病が原因となる炎症は血管の詰まりを引き起こし、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めます。さらに、歯周病菌は心臓の内膜にも影響を与え、細菌性心内膜炎の原因となることも知られています。

歯周病は糖尿病を悪化させる

歯周病が引き起こす炎症は、インスリンの作用を妨げる物質(TNF-α)の生成を促進し、血糖値のコントロールを難しくします。

歯周病菌が誤嚥性肺炎の原因となる

歯周病菌が唾液とともに胃に入る場合、多くは胃酸によって排除されますが、気管に侵入すると肺感染を引き起こすことがあるのです。

妊婦さんには早産や低体重児出産の可能性がある

歯周病の影響で生成されるサイトカインは、低体重児出産のリスクを増加させることが示唆されています。歯周病を持つ妊婦は、健康な妊婦に比べて早産のリスクが高まることが知られています。

骨の密度が低くなる骨粗しょう症は、特に閉経後の女性に多く見られます。女性ホルモン「エストロゲン」の低下は、歯を支える骨の健康にも影響を及ぼし、歯周病の進行を促進することが明らかになってきました。



敗血症、感染性心内膜炎などへの移行

口内が不潔になり、歯の表面に歯垢が堆積すると、歯肉は炎症を起こして腫れ上がります。 その際、食事をとったり、歯を磨いたりすると、歯周病の細菌が一時的に血流に混入することがあり、これを菌血症と称します。

健康状態が良くなく、免疫が低下している高齢者の場合、菌血症が敗血症に進行するリスクが考えられます。 また、心臓に問題を持つ方は、血流に入った口内細菌が心の膜に付着し増殖することで、感染性心内膜炎を引き起こす可能性があります。

当院の歯周病治療で糖尿病が改善されたケース

特に歯周病と糖尿病には、歯周病があると糖尿病が悪化しやすく、糖尿病があると歯周病は悪化しやすくなる、という相互関係があります。

ということは、歯周病を完治させると糖尿病も改善する可能性が高くなるとも言えます。当院では実際にHbA1c(ヘモグロビンA1c)が大きく改善された方もおります。

治療前

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治療後

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年齢:58歳
性別:女性
治療内容:スケーリング、ルートプレーニング、ブラッシング指導、フラップ手術、トンネリング、歯周組織再生療法、SPT
治療回数(期間):2年3ヶ月
治療費:保険治療 ※エムドゲインは自費治療
リスク:治療後は痛み、腫れ、痺れなどの副作用が生じる場合があります。症状が再発する可能性があります。

歯周病の治療前はHbA1c(ヘモグロビンA1c)が約8.5%だったのが、半年で6%未満まで下がりました。
その後も定期的な治療で、7年間以上6%前後を継続的に維持しております。

当院の歯周病治療の症例

軽度歯周病治療の症例

主訴はブラッシングの出血。辺縁歯肉に限局した全顎的浮腫性の軽度歯周炎で通法通りの処置により改善。出血は無くなった。抜歯した歯は無し。

治療前

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治療後

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年齢:35歳
性別:男性
治療内容:スケーリング、ルートプレーニング、ブラッシング指導
治療回数:8回
治療期間:2,5ヶ月
治療費:保険治療内
リスク:治療後は痛み、腫れ、痺れなどの副作用が生じる場合があります。症状が再発する可能性があります。

中度歯周病治療の症例

主訴は左下奥歯の歯ぐきがたまに腫れて痛い。平成29年が初診で、現在もメンテナンス通院中。

歯周外科処置もおこなっているが、かみ合わせに問題があるため再発を繰り返すが現在は安定している。抜歯した歯は1本。

治療前

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治療後

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年齢:44歳
性別:男性
治療内容:スケーリング、ルートプレーニング、ブラッシング指導、フラップ手術
治療回数:12回
治療期間:3ヶ月
治療費:保険治療内
リスク:治療後は痛み、腫れ、痺れなどの副作用が生じる場合があります。症状が再発する可能性があります。

重度歯周病治療の症例

主訴は右下奥歯が噛むと痛い。来院時に全顎的に歯肉の腫脹が著しく接触するだけで出血し膿も出る状態で前歯や一部奥歯は動揺し、噛みづらいところもあった。

体格や口腔内の状態で糖尿病を疑い内科に受診してもらったら、糖尿病と診断された。通法通りの歯周病治療をおこなうと、歯肉ポケットは減少し、歯肉の炎症はほとんどなくなった。

同時に糖尿病は薬の服用もなく食事療法のみとなった。抜歯した歯は無し。

治療前

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治療後

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年齢:36歳
性別:男性
治療内容:スケーリング、ルートプレーニング、ブラッシング指導
治療回数:18回
治療期間:3,5ヶ月
治療費:保険治療内
リスク:治療後は痛み、腫れ、痺れなどの副作用が生じる場合があります。症状が再発する可能性があります。

まずはLINEの歯周病簡易診断でチェックしてみてください

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